〜山田松香木 半蔵門〜
初めての煉香作りをしてきました。日本には、中国からの仏教の伝来とともに、最初は調香から始まったとのこと。
沈香(じんこう 沈丁花科の樹脂)、白檀(びゃくだん サンダルウッド)、龍脳(りゅうのう メンソールの匂い)、丁子(ちょうじ クローブ)、甘松(かんしょ 漢方薬のような複雑な香り)、安息香(あんそくこう ベンゾイン)、薫陸(くんろく 樹脂)、貝甲香(かいこうこう 巻貝の蓋!保留剤の役割でやや生臭い)、麝香(じゃこう 動物園の匂い 笑)の9種類を混ぜて、炭、梅のエキスで伸ばし、練っていました。多分、炭や梅のエキスは、香りづけもあるけど防腐剤の役割も果たすのかなぁと思います。
アロマセラピーの調香と異なり、焚かなければわからないので、3〜4日後の熟成具合がとても楽しみです。
薬屋のひとりごとに出てくる、医局のように、香は薬としても用いられていたため、小さい引き出しがたくさんある様子にワクワクしました。